a sleepless night(y's delusion)
今日は会社の飲み会。


久し振りに業績が良かったと、景気づけに皆で飲むことになった。


お酒はあまり強い方ではないが、お酒の席は嫌いじゃない…。


皆でワイワイ…、あまり話したことない人と話せたときの、あの心が温かくなる感じが堪らなく好き……。

だから今日もちゃっかり出席♪




『ヌナ?何笑ってんの??一人で笑ってたら超怖いんっすけど…(笑)』


こんな感じでいつも私をおちょくりに来るのは、同じ課の若手注目株…ユチョン君。


歳も私より若くて、ルックス良し、ファッション良し、甘え上手で、歌も上手…。おまけに仕事の成績も良しだなんて……

神様って不公平よねぇ…。



ん?何かイラついてきた……エイッ!!


『イタッ!!何してんすか?!いきなりデコピンって…そりゃないっしょ…』


って言いながらちゃっかり私の隣に場所移動してくるカワイイ子…。



会社中の女の子が狙っている男の子を私が独占出来るなんて…先輩の特権よねぇ~♪



『ねぇ…みんな待ってるよ、行ってあげたら?』


一応、女心を汲み取ってユチョンに伝えたが、



『苦手なんすよね…ヌナといる方が気が楽でいいんすよ』


『はいはい……色気が無いとか、男友達といるようで楽だとか……そんなこと言いたいんでしょ…?分かってるって………』



そう言い残して、私は席を立った。





トイレに行って部屋へ帰る途中、急に風にあたりたくなった私は、店の外へと足をのばした。


店の前のガードレールに腰を降ろすと、


『ふぅーーーー…、夜風って気持ちいい…♪』


酔いも回ってきて何だか楽しくなってきた私は、足をブンブンと大きく振りながら笑っていた。



ダッダッダッダッ…。


誰かが走ってくる。
私の目の前でその人は止まると、


『ヌナ!こんな所にいた…一人で何してるの?!』


息を切らしながらユチョンが走ってきた。



『あぁー、ユチョンだぁ!!……私?んー、ちょっと飲み過ぎちゃって…風にあたってた…。
夜風ってぇ…とぉーっても気持ちいいんだよぉ』

フフフ♪とユチョンの顔を見て微笑むと、


『…じゃあ俺も少し、ここで涼んでようっと……』


ユチョンもガードレールに腰を降ろした…。




『ダメダメ!私は良くても…ユチョンはダメ!!
女の子達、ユチョンと話したくてきっと探してるよぉ?』


肘でぐいぐいっとユチョンを押して、戻るように促すと、押された勢いで立ったユチョンが振り向きながら、



『…ヌナは?』

と聞いてきた。



『私?……私はもう少し酔いを冷ましてから戻る…』

ヘヘヘッ///
ユチョンを見て笑いながら返すと、



『…今日のヌナ……いつもと雰囲気が違う…』


いつもの声のトーンとは違う…低い声でユチョンが話す。



『ん?やだやだっ!今日はちょっと酔っ払ってるみたい…恥ずかしいから見ないでっ///』


そう言って近付いてきたユチョンの胸を突き放すように押すと、私の手をギュッと掴んで、


『ううん…いつもより、色っぽい……』


女の子を落とすような口調で私に話す……



『もう、またそんな事言って…私はそんなので落ちるような女じゃありませんよぉーだ。……フフフ、ヨチヨチ……』



子供をあやすようにユチョンの頭を撫でる。




『ハハッ……』

ユチョンが寂しそうに笑うと、


『ヌナ…俺のこと、子供扱いしてない?』

と聞いてきた。


ユチョンの変化に気付かないヌナは、


『え~?だって、いつも素直で可愛いんだもん。こんな弟がいたらいいなぁーって…ヘヘッ』

茶化して返してしまった…。


『…………』


笑ってるヌナとは打って変わって、怒ってるような表情を見せるユチョン…。


やっと気付いたヌナが、

『あっ…ごめん……怒った?男の子に可愛いだなんて、失礼だよね…』


膝に手をついてペコッと頭を下げて謝ると、ゆっくりと私の横にまたユチョンが腰を降ろした。




『…ヌナ、こっち向いて……』


私の右肩に優しく触れて、自分の方へと向けさせると、真剣な顔で見つめてくる。


『な…何……?』


という私の問い掛けに、ユチョンは右手で私の頬に触れ、


『…僕が男だって、教えてあげる……』



そう囁きながら、プックリと柔らかな唇を私の唇に重ねた……。








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by k-tmyf | 2013-08-01 15:07 | a sleepless night

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by ジチョル
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