恋の嵐は突然に…~エンジャを取り巻くイケメン美容師~2
完全にパニック状態の私は、勢いよく席を立ち、


『ありがとうございました……』


というとそのまま美容室を後にした。



ズンズンと歩いて信号待ちで止まると、ユチョンさんに言われたことがよみがえってくる…。


「カワイイって言われて、おでこに…いや、唇にキス……」



『あっっ!!鞄!……お、お金も払い忘れてるし……もぉー!!どうしよう……』


半泣き状態で美容室へ戻ろうとした時、ユファン君が私の鞄を持って走ってきた。



『良かったぁー…見つかって。前に家○○町って言ってたから、こっち方面かなって思って。はい、鞄………って、えぇ?!泣いてる?……まさか…ヒョンに何か言われたの?…てか、何かされたとか……?!』



目の前でどんどんパニック状態になっていくユファン君を見て、私は逆に正気を取り戻していった。


『ありがとうございます、もう大丈夫です…あっ、お金……』


と鞄から財布を取りだそうとすると、ユファン君は私の手を掴んで、財布を出させまいとした。



『日曜日、来るんですよね?ならお金はその時で…。あと、敬語やめてもらいたいなぁって…、エンジャさんの方が上だし…。それに…仲良くなりたくて……///』



ユファン君の照れた顔を見た瞬間、ユチョンさんの言葉がよみがえってきた。


「ユファンのお気に入り…」



みるみるうちに私も頬を赤らめる…。


その姿を見て、ユファン君がハハッとハニカムと、

『エンジャさんってカワイイですね…あっ、年上の人にカワイイなんて失礼ですよね、すみません…』


ペコッとお辞儀をして腕時計を見ると、


『じゃあまた、美容室で…』


とニコッと笑って帰っていった。




ユファン君の後ろ姿を見ながら、エンジャは騒がしく音を立てる胸に手を当てて問う…。


「ユファン君といると心穏やかになる私…
ユチョンさんといると胸踊る私……

どっちが本当の私なの??」









続く
[PR]
by k-tmyf | 2013-07-30 13:50 | 恋の嵐は突然に・・・

妄想をえっちらおっちら書いております
by ジチョル
> 検索
> ブログパーツ
> 最新の記事
> 外部リンク
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧